
難儀苦しみは腕みがく砥石 研ぎや研ぐからに光いじてぃ
なんぎくるしみはうでみがくといし とぎやとぐからにひかりいじてぃ 沖永良部のことわざ
こんにちは、新町です。
生きていると、本当にいろんなことがありますよね??
楽しい事、うれしいこと、つらい事なんかもあります。
今これを読んでくれている、あなたも、色んな苦難があって、ここまでこれたのだと思います。
私も、バーを経営していて、本当にいろんなことがあります。
まきこまれ事故みたいなものから、私事だったり・・。
でも、前向いて頑張るしかないですよね??
あなたは、「艱難汝をを玉にす」(かんなんなんじをたまにす)という言葉を知っていますか??
「人生の苦しみは、むしろその人生を玉のように輝くものにしてくれる」という意味らしいです。
西郷さんも、「幾たびか辛酸を経て、志はじめて堅し」(いくたびかしんさんをへて、こころざしはじめてかたし)という漢詩をうたっています。
幕末の志士の中に2度の死に目と2度の遠島を経験したのは西郷さんだけだと思います。
それほど、苦難の人生が彼を育て上げたのだと思います。
西郷さんも、師匠とあがめた島津斉彬公の死の後、共に割腹しようとした西郷さんを月照という僧に「あなたは、斉彬の意思をついで生きなければいけない」ととがめられます。
また、その月照おしょうをかくまって、一緒に海に飛び込んで身投げします。
その時、西郷さんだけ助かって、月照おしょうはなくなりました。
その月照おしょうをかくまった罪として、奄美大島に遠島されるのですが、これは西郷さんが幕府からのとらわれの身となったため、かくまるもくてきであったといわれています。
もういちどは、島津久光公の命令にはむかったとして、徳之島と沖永良部に、島流しを経験しています。
この苦悩の経験で、彼を大きな人柄に育て上げたものと思います。
人間が変わる事が三つあるといわれています。
一つ目は、投獄された時
二つ目は、大病をわずらった時
三つ目は、大失恋をした時
だそうです。
西郷さんの人生から見ると、二回の投獄(島流し)
二回の死に目(切腹失敗、海への身投げ)
二回の離婚(どちらとも、薩摩藩の理由により)
と大きな苦難の経験をそれぞれ二回ずつ経験しているのです。
普通のひとならば、どれか一回くらいでしょう。
多い人で、2つくらいの経験があるかもしれません。
西郷さんの志は、流罪人(るざいにん)として沖永良部の座敷牢でかたまったものと思います。
その時こんな詩を読んでいます。
朝に君主からもてなしを受けても
夕方には処罰される
人生の浮き沈みは
つきが出たり隠れたりするように
あてにならないものだ
たとえ運が開けなくても
自分の意志を持ち続けるのだ
幾多の苦しみを超えて、人間を育てていけるのですね?
今何かに苦しんでいるあなた、また、この苦難があなたを大きくしてくれるかもしれません。
前を見ていきましょう!!
今日も全てに感謝!!
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