人はなぜ酒を飲むのか?? 29 〜73

昨夜はローカルの外人2人が開店して間もなく誰も未だ居ないカウンターにやってきた。

ローカル外人とは5年以上鹿児島に滞在しており、なおかつプライベートスクールや私立高校などの契約で働いている日本のシステムをよく熟知しており、ALT(アシスタント ランゲージ ティーチャー)ではない外国人の事を、ローカル外人と自分勝手に定義している呼び名だ。
ビートニックのお客さんは、創業から約1割位が外国人のお客さんと意外に多い。
その来店したローカル外人二人も、もう10年来の付き合いをさせてもらっている。
二人とも男性の外国人で1人は54歳アメリカ、サンフランシスコ出身。
もう1人は、39歳、カナダ出身。
54歳のアメリカ出身の彼は、1994年に日本人との結婚を機にすでに来日している。
来店すぐ、ボトル棚を物色しながら2人のオーダーはアイリッシュウイスキーとスコッチウイスキーとオーダーが分かれたが、歳下のカナダ人は先輩のオーダーに身をゆだねるように。アイリッシュウイスキーのジェムソンを共にオーダーした。
2人とも共に既婚者で、ウイスキーに口をつけると、私をふまえて結婚の話から始まり、だんだん話がエスカレートしてきた頃、昨今の鹿児島の話となった。
54歳のアメリカ人曰く、「1996年俺は天文館のプライベートスクールの英語の講師を勤めていたんだが、その頃英語を教えていると、1時間教えただけで、3万円の給料が貰えていたんだよ。」
「その頃の日本なんて、授業料が高ければ高いほど、きっといいスクールなんだって思ってたみたいで人気があったものさ。」
「仕事後、天文館に飲みに行くと平日でもそれはそれは.お客さんでごった返していたよ。」
「こんなに天文館にお客さんが減ったのは、2008年頃だね、ピタッとお客さんがいなくなったよ。」
  
多分、彼は。リーマンショック後の事を語っているのだろう。
「天文館に人が居なくなったよ。」
「昔は天文館に集中して皆んな働いていた、英会話の先生達も、イオンモールの谷山に移動したり、天文館で働いている人自体が減った。」
「今、ヤクザの分裂抗争しているが、古いヤクザと新しいヤクザと。」
「昔、ヤクザは水面下で動いていたから中々お目にかからなかったが、今の新しいヤクザはビジネスマンだ。気がつきゃそこらへんにいるぞ。」
「54歳のアメリカ人は、2杯目のジェムソンをお代わりした。」
39歳のカナダ人も続けてオーダーしたので、「スコッチが好きなら、アイリッシュウイスキーでピーティーなスコッチを意識したアイリッシュウイスキーがあるが、飲んでみるか??」
すると彼は目を輝かせ、「それはアイリッシュのシングルモルトか??」
「うん、もちろんだ・・。」
「じゃあそれを貰うよ。 オンザロックで。」
そう言われた私は、39歳のカナダ人にボトルをそえて、カネマラ・カスクストレングスをロックで出した。
彼の反応も、驚きと共に私に笑顔を見せ、気に入って貰った様子であった。
外国人二人でそのアイリッシュウイスキーの味を確かめ合った後。
54歳のアメリカ人は又、饒舌良く喋りだした。
「俺の嫁は今、36歳だ。」
 
 
【彼の最初の結婚は、サンフランシスコでスペイン人とそして二回目が日本人の女性との結婚で20歳の東京の電力会社で働く息子がいる、そして3回目の結婚が36歳の現の奥さん(日本人)だ。】
「俺も、日本経済が元気がなくなって、台北、北京、上海と行ってみたが、5スターのホテルで唾を吐いたり、プールでおしっこしたりと中国人のモラルのなさが自分には合わなかった。」
「俺が60歳になったら、サンフランシスコへ帰るよ。」
私は思わず。
「なんで?」
と尋ねると。
「60歳を迎えた俺は、先が見えてるよ、結婚生活も日本の生活も・・。」
なるほど・・・。
続く!!
今日も全てに感謝!!