人はなぜ酒を飲むのか??26 ~070

その晩の東京は、今回の旅への収穫の手ごたえを感じながら、早く鹿児島に戻ってフレアという新しい技術にドップリとつかりたかった。

 

 

とにかく、クラさんと約束した「鹿児島一のバーテンダーになる!!」

 

 

という目標を果たすには、その組織に入って大会に出場して好成績を収める必要があると私は感じた。

 

 

 

九州では、大分が盛んで、その実力がどれほどのものなのか?

 

 

競技人口はどれくらいいるのか??

 

 

などと考えていると、もっと早くに出会っていたかったと焦りまで感じた。

 

 

九州では、2年前からフレアがにわかに広まりだして、まだ九州のレベルは低く、頑張ればそのブランクも埋める事が出来るとアドバイスをもらったのだが、あんな奇跡の連続の技を習得するには、付け焼刃の練習では到底出来ないだろうと見てとれる。

 

とにかく早く鹿児島に帰って、フレアバーテンダーとしての一歩を歩みだしたくなった。

 

 

そのためには、私の給料を全てつぎ込んででも、フレア技術向上に努めていこうと固く心に誓った。

 

 

 

鹿児島に帰って、道具を通信販売で取り寄せ、フレアバーテンディングの組織FBAにネットで入会手続きを済ませ、その入会の旨を、大分の九州ブロックリーダーの人へ連絡を入れた。

 

 

その電話で、3ヵ月後に九州大会が開催されるとのことで、出場しないかと強く出場を求められた。

 

 

九州には選手がまだ少なく、ひとりでも多くの選手を出場させたいとの事だった。

 

 

 

私としても、「何もかもが初心者で、技一つ出来ません。そんな状態で出場しても大会に出場するレベルではありません。」

 

と断ったが、「皆1年や2年で初心者レベルです、大丈夫ですよ。」

 

と、またもや、大会出場の催促の返事が返ってきた。

 

 

 

私も、良く考えると何も目標がなく一人タンタンと練習をするよりも、何か目標があったほうが練習にも身が入るだろうという事で出場することに決めた。

 

 

毎日、教則ビデオを見ながら、基本的な技を3時間毎日練習してみたが、大会の結果は、最下位い。

 

 

もう、なんでお前みたいなのが、この大会に出て来るんだと言われてもしょうがないというじょうたいでした。

 

時間はオーバーするし、ミスは多いし、液体はこぼすし、技は少ないしとホント散々な結果・・・。

 

 

 

しかしこの大会に出場できた事は、私のいい経験になった。

 

 

もちろん、鹿児島にはこの競技をやっている仲間がいなく、誰ともこの競技について話せる仲間がいなく、本当にこどくであった。

 

 

最初の頃は、よく「そこまでして、カッコつけたいの?」とか「そんな事して、何の意味があるの?」などと言われたりしたが、私はフレアを生でこの目で観て、感動したが、その言われた人たちに、証明できる技術がなくフレアの本質をちゃんと伝えられず、悔しい思いをした。

 

 

まだ、鹿児島にフレアの仲間がいなく、孤独に一人で練習していた頃の話である。

 

 

 

そんな中、大分で開催されたフレアの大会で、沢山の仲間に出会った。

 

 

同じ価値を共有できる仲間と沢山出会えたのだ。

 

 

 

 

大会では散々な結果ではあったが、下手な私に皆親切に接してくれて、練習の苦悩話やどれくらい日頃練習に打ち込んでいるのかなど話が出来、鹿児島では味わえない、沢山の交友が出来た。

 

懇親会では、一流選手も大会に招待されており、練習の仕方やお酒の知識など沢山の事を、大会に出場できた事でしれた。

 

 

鹿児島で一人細々と、練習をしている私にとって、よき出会いとなり、私がフレアをやっている事を、改めて肯定的に認識する事が出来た。

 

 

昨夜の営業の話になるが、ちょうどお盆時期にあって、帰省客などの久々の再会があった。

 

その中に、長崎からの帰省の女性のお客さんが

 

、「私いつもゴミとか落ちていたらひろうの、でもその心の中には、これをひろったら幸せになれるとか、そんな気持ちを持って拾っているところがあるの」

 

とボソっとつぶやいた。

 

 

「私はずっとフレアをして、分かった事があるんだけど、今、オリンピックとか観て本当に感動するよね??」

 

「人の心が動かされる時、それって、彼らの競技に数知れない積み重ねた努力を感じるからんだとおもうんだ。」

 

「わたしなんか、こんな商売して人気商売なところもあるから、なるべく陰徳積むよに心かけてるよ。」

 

 

「そんな事ってなかなか実証されるものではないけど、必ずその裏には人の心が動かされる何かがあると思ってる。」

 

「だから、そんな人には行動に現われて、人が惹きつけられるのもだと思ってる。」

 

 

 

「オリンピックの選手が、メダルが欲しい、強くなりたいでいいじゃん。そんな動機でも一生懸命努力して本気で頑張ってる人は素晴らしいよ。」

 

 

「あなたも、幸せになりたいと思ってする陰徳は素晴らしいよ。自信を持ってやりなさい。」

 

 

と私は、彼女に告げた。

 

 

 

彼女は帰り際に、ビートニックの紙でできた新品のコースターを貰い。

 

 

私の執筆で「陰徳」と書かせた。

 

 

それを大事そうに持ってかえってくれたはずである。

 

 

たぶん・・・。

 

 

続く!!

 

 

今日も全てに感謝!!

 

 

最後まで読んでくれて有難うございます。

 

 

これを読んでよかったなと思ってくれたあなた。

 

 

人差し指だけの軽い運動です。

 

ポチットお願いします。

 

      ↓