
彼のショーは、ほとんどノーミスで、動く間合いもリズムに合わせており、技のバリエーションも豊富で、私は感動と共に目が釘つけとなった。
前日の女性フレアバーテンダーのフレアと比較してみても、明らかに彼のフレアが高く完成している事が、素人の私の目でも分かった。
彼のカクテルショーは、マジックや火をつけたボトルを回したり、口に強いお酒を含ませ、勢い良く大きな炎を吐いたりと、かなりのエンターテイメント性にとんでいた。
私はガツ-ンと強く頭を叩かれたように、私の心は感動と驚きで何かが私の中に降り、そして私の中でこれだと、確信したのだ。
クラさんと約束した「鹿児島一のバーテンダーになる!!」
この答えが、このカクテルショーの中に私の答えがあったのだ。
私の仕事の中に、ここまで人が感動する事があったのかと、私に衝撃が走った。

私は、フレアをしてみて分かった事がある。
今もリオのオリンピックが、世界中を感動の渦に巻き込んでいるが。
人がそれを見て、なぜ人は感動するのか??
それは、その人の演技の裏にある、見えない数多くの努力を感じるからだと思う!!
私はそのバーテンダーの演技が終わってすぐ声をかけた。
「私もフレアがやってみたいのですが、どうしたら習得出来ますか??」
とそのフレアバーテンダーに尋ねた。
すると彼は、「フレアの私たちの組織がございます。私はその組織の代表を務めています。その組織の名前はフレアバーテンダーアシスエーション通称FBAという組織です。この組織は、バーテンダーの実務経験を2年以上を積まれた方でカクテルやバーテンダー実務の知識を有する方が参加対象になっています。鹿児島には会員がいませんが、九州なら大分が盛んです。よろしければその大分の代表の方を紹介いたします。」
と教えてくれた。
そして、そのフレアバーテンダーの組織の入会の仕方や、申込書の書き込みの仕方などのアドバイスをもらった。
私はその組織に入会する旨を、そのフレアバーテンダーに約束し、そのお店を後にした。
東京に戻る電車の中で、[私の仕事の中で、これほど人に感動を与える事が出来るのかと感動をおぼえた事を思い返しながら]絶対にやってやるという、強い意欲に沸いていた。
そして、クラさんと約束した「鹿児島一のバーテンダーになる!!」という摸索の旅の答えが見つかった事に強く喜びをかんじたのだった。
そして、「フレア」という、大きなお土産を鹿児島に持ち帰る事ができる喜びに満ちていた!!
続く!!
今日も全てに感謝!!
これを読んでイイなと思ってくれたあなた。
軽い人差し指の運動です。
ポチットお願いいたします。
↓
コメントをお書きください