人はなぜ酒を飲むのか??24〜068

翌日、朝、目が覚めてから、東京から横浜行きの電車に乗り込み、横浜へと向かった。

電車の中での私は、昨夜のあの女性バーテンダーのフレアを観た余韻と興奮が、まだ冷めやらぬ状態であった。


一冊の本に出会い、その本の頼りに今こうして東京に来て、フレアを生で観れた事は、それだけで私にとって、大きな収穫であった事を感じた…。



鹿児島では、多分味わえなかったであろう、新たな発見でもあった。


この新たな技術(フレア)を鹿児島に持ち帰るのは、今夜の横浜のお店にお邪魔してからでも、遅くはないはずだと、冷めやらぬ気持ちを抑えるために横浜へ早く着いた私は、横浜の観光を楽しむ事にした。


その昔、チャップリンなど数多くの著名人を乗せた氷川丸の船内観光や、変わった食材はないかと横浜中華街ブラブラと観光を楽しみ、中華街で食事をすませ、あの本に載っていた、横浜駅のスカイビル地下一階、カクテルバー マルソーというお店へ向かった。







店内に入ると、予約していた事を告げ、カウンター奥の壁際の席に案内された。

アールデコ調の木目に彩られたカウンターにあの本で見た名物バーテンダー、北条智之氏が立っていた。
彼は白いバーコートに身を包み、数杯のカクテルを作っている途中であった。
今来た私に、「少々お待ちください。」と、私に告げ、時折フレアを混ぜながら、待っている私の目を楽しませるかのように、カクテルを作っていた。
彼のフレアは、昨日観た女性バーテンダーのフレアとは又違う技や、間など素人目でもそれが見てとれた。
どうやら、そのバーテンダー一人一人、やる技や動きが違うようだった。
しばらくして、私が予約で注文したカクテルの作る準備が始まったらしい先ほどよりも慌しく準備に追われている。
もうそろそろかと思うと、私の期待が膨らんでいく。
そのお店にはバーテンダーが、三人いたのだが、他の二人はずっとカクテルの作成の補助や準備を担当していた。
どうやら、このフレアをするバーテンダーが、このお店のチーフバーテンダーであるようだ。
そして、いきなり音楽がドーンと勢い良くテンポのいいリズムの曲に変わると、テンポにあわせてフレアが始まった。
曲は確か「Carl Douglas Kung fu fighting」カンフーファイティングだった。
本当に彼のフレアは素晴らしかった。
続く!!
今日も全てに感謝!!