人はなぜ、酒を飲むのか??⑫ 〜055

誰でも、一つの大きな出会いで人生を変えられるほどの、経験をした持っているのではないだろうか??

 

私の人生も、いくつかの大きな出会いをへて、今の人生の基本が構築されている・・。

 

それは、今でも素晴らしい出会いだったと思っている・・。

 

私にとって、独立してからの最後の御師匠と崇めてやまない人だ・・。

 

その出会いがなければ、多分、今日までお店が存続していなかっただろうなと、今でも思う・・。

 

わたしが、お店をOPenさせたとき、文化通りにあるバーは3年ともたないというジンクスがあった。

 

私が始めた頃は、雑居ビルの5階にもかかわらず、家賃が坪2万円はゆうに超えていた。

 

当時の文化通りのバーはBEATNIKとRED BISONというバーしかなかった・・。

 

もちろん、パブなどはあった。

 

どうせすぐ潰れると、同業者からは陰でウワサされていたらしい・・。。

 

実はそれを知ったのは、3周年を迎えた開店記念日に、同業者の仲間から聞かされたのだがwww。

 

でも、それを回避出来たのも、ある人との素晴らしい出会いがあったからだったと、今でも感謝している・・・。

 

 

  

話は、今から14年前の話になるが・・。

 

BEATNIKをオープンさせた、2002年、日韓ワールドカップがあった年として日本中がサッカーに湧き盛り上がった年だ・・。

 

 

BEATNIKは8月にOPENした・・。

 

その人との出会いは、OPENして2ヶ月がたったころだったと思う・・。

 

ちょうど、OPEN景気が落ち着いてきた、そろそろ冬に指しかかろうかとしていたときだったと思う・・。

 

お店の営業もすでに始まり誰も店内にお客さんがいない、早い時間に電話が鳴った。

 

私は電話をとると、いつもお世話になっているせんぱいからの電話だった・・。

「新町、今、数人で居酒屋で飲んでて、紹介したいから、名刺を持ってきてくれ。」

 

「はい、ありがとうございます。」

 

「今、どこですか??」

 

と私は尋ねると、お店はすぐ近くにあった・・。

 

先輩は、開店したばかりの私を気遣って紹介したい人がいると、電話してきてくれたのだ・・。

すぐさま、説明してくれた居酒屋へ向かうと。

 

居酒屋の長いカウンターの端を陣取り、3人で楽しそうに飲んでいる先輩の姿を見つけた・・。

 

 

そこには、先輩とグレーの作業着にポケットがいくつも付いたグレーのベストをはおった50過ぎの男性と、30歳くらいの女性が座っていた。

 

 

先輩はすぐさま、入店してきたばかりの私を見つけ、待ってたぞと言わんばかりに、先輩の座っている横の開いてる席に座るようにそくした・・。

 

私は急いで、初対面の2人と先輩に挨拶をすませ、席につくと・・。

 

「こちらの方は、ウォーターメロンのオーナー、クラさんね。」

と先輩から、一番手前に座っている、当時50過ぎであろう男性の紹介を受けた・・。

 

 

そのいでたちから、てっきり、何かの建設業の方かと思っていたので、私はビックリした。

 

 

 

その50過ぎの男性は、当時有名なバーのオーナーさんであった。

 

また、そのウォーターメロンのあるビルのビルオーナーさんでもあった。

 

私は数回お店に飲みに行ったことがあり、お酒、お店の格式すべてをとっても素晴らしいお店だった。

 

 

 

 

「こいつは、新町と言って、最近ビートニックというバーを出した若いオーナーで、頑張ってる子なんですよ。」

 

と、先輩は、クラさんに私を紹介してくれた・・。

 

 

「いやー、僕も数回、ウォーターメロンに伺わせてもらった事があります、本当に素敵なお店ですよね??」

 

と私はクラさんに素直な気持ちで言葉をなげかけた・・。

 

 

「いやー、あのお店はね、チョッと前に閉めちゃったよ。」

 

 

「えっ?」

 

「ホンとですか??」

 

 

「今はご覧の通り、毎日釣りに行ってるだけの生活だよ。」

 

と少し寂しそうにクラさんは答えた・・。

 

 

「えっでも、数ヶ月前に先輩と行きましたよ。」

 

と驚きのあまり私は答えた。

 

そういうやりとりや何気ない会話をしているとあっというまに一時間が過ぎた・・。

 

「そろそろ、お店に戻ります。」

 

と私が三人につげると・・。

 

先輩とほかの2人も快く了承してくれた・・。

 

 

クラさんも私の名刺を、ベストの胸ポケットに仕舞うと。

 

 

「今度、寄らせてもらいます。」

 

と言ってもらい・・。

 

「しがないお店ですがぜひどうぞ!!」

 

 

別れをつげ、私はBEATNIKへと向かった・・。

 

続く・・。

 

今日もすべてに感謝!!