人はなぜ、酒を飲むのか??②~045

「新町さん、もう一杯ください。」

 

「今度は、サッパリ飲みやすいウイスキーの、ロックを何かお願いします。」

 

と彼は、ドアが閉まった瞬間を確認して、振り向きざまに注文を私に促した・・。

 

私に投げかけたであろう、彼のその言葉は、

 

「これが、今日、最後の一杯だぞ・・。」と自分自身に言い聞かせているように、私は感じた・・。

 

私がそう感じたのは、明日7時起きのその彼が、この1杯で、もしかしたら、明日に影響をきたしかねないと感じたからでもある・・。

そういう事を私は考慮して、アイリッシュウイスキー、ジェムソンロックを選択した。

 

私は、選択したウイスキーは、ジェムソンで、印象は癖が少なく、軽やかな味わいの特徴であることを説明をしたうえで、注文への承諾をもらった・・。

 

 

 

 

 

私はさっそく、次の一杯、ジェムソンロックを注ぐべく、グラス選びをはじめた・・。

 

これが彼にとって、今日最後のお酒と、感じてもらうためには、グラスの口は厚く、グラスの底はゴツく重みのあるロックグラスを選んだ・・。

 

もちろん一口一口、グラスを口に運ぶたびに、グラスの重みで最後の1杯の重みを感じてもらうのが狙いである。

 

なかなか、お酒で食感が出しにくいため、よく私はグラスでお酒の特徴を補足することが多い・・。

 

普通ならライトな口当たりのお酒なら、グラスの口は薄く、比較的軽めのグラスを選ぶのだが・・。

 

本来、アイリッシュウイスキーの原産国であるアイルランドのアイリッシュパブでは、じっくりと味わって飲むよりも、たとえ知らない隣同士が親しそうに会話を楽しみながら、あるいは賑やかな会話を楽しみながら飲む、というパターンで酒を飲んでいるようだ。

 

そんな状況で飲むウイスキーは、こんなライトな口当たりのウイスキーはぴったりだ!!

 

たとえ、ウイスキーであっても、主張の緩やかなビール感覚というところだろうか。

 

そのような味を作っている要因は、原料の乾燥では香りが着きやすい方法を使用していないため軽やかな風味で、蒸留を複数回おこなうウイスキーが多いため、滑らかで軽快な飲み口になるのが特徴だ。

 

続く

 

今日もすべてに感謝!!